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Texasで罰金を免れたはなし [海外でのできごと]

以前研修でテキサスの州都に1ヶ月滞在していた時の話です。

休みを利用してヒューストンのジョンソンスペースセンターに遊びにくことになり日本人の同僚と3人で片道5~6時間ぐらいの移動を始めました。ホテルを出てすぐにファストフード店で朝ごはんを食べてから約2時間後、コーヒーのせいか尿意を催してきたんです。かなり我慢してたんですが、Bさんもきついようなので運転していたAさんに車を止めてもらいました。路から少し離れているでなんとなくやってることはわかるものの、木が生えているので日本だったらおそらくお咎めないと思われる場所です。↓

コロラド川.jpg
ところが木に向かって立った瞬間通行中の車数台からクラクションを鳴らされまくったのです。でも我慢できる状態ではなく済ませました。Bさんより遅れて用を足したわたしが小走りで車に戻る途中サイレンが鳴りパトカーがこっちに向かってきました。降りてきたのは二人組みのスーツを着た警官でボスらしき人は冷静で礼儀正しい35歳ぐらい、もう一人は今にもみ付きそうな勢いの顔真っ赤な50歳ぐらいのおじさんでした。二人ともアメリカ人とは思えないスリムな体系でした。(成人でスリムな体系のアメリカ人ってわたしの感覚では20%ぐらいです。顔に肉がついていないのでパッと見はそうでもないですが。) 

ボス :パスポートを見せてもらえますか?

わたし:はい、どうぞ
ボス :・・・あなたpeeしてましたよね?
わたし:・・・はい。

おやじ:お前子供も見てるんだぞ!!
わたし:・・・
ボス :あなたの行為、ここでは500ドルの罰金か監獄に入ることになります。
わたし:う~~~~~~ん(500ドル払うのをためらう呻き声、払うしかないのか・・・日当10日分ぐらいかな)
おやじ:トイレぐらいその辺で借りりゃあいいじゃねえか!!!
心の声:民家しかないじゃん!借してくれるわけ無いだろ!!(今思えば案外かしてくれたかも、でもね・・・)
ボス :日本では問題ないのですか?
わたし:はい・・・(もしや・・見逃してくれるのか?・・)
ボス :しょうがないですねぇ、今回はいいです。
わたし:ありがとうございます。

ということがありました。この500ドル・・車のホイール+タイヤの一部になりました。

アメリカ人は規律に厳しく悪いことは悪いという国民だということを感じた日でした。ただこれがすべての地域に当てはまるかはわかりません。テキサスの田舎だったから許してくれたのかも・・・

↓昼前に無事ジョンソンスペースセンターに到着しました。

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↓コロンビア号が空中事故をおこした1ヵ月後ぐらいで、搭乗員を悼む花などが手向けられていました。

コロンビア手向け.jpg 

↓スペースシャトルや(モックアップ)

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↓日本の実験棟きぼうの実物大モックアップや(JAXAになる直前なのでNASDAになってますね)

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↓月の石を指先で触れるなどしてすごく楽しかったです。

moon_rock.jpg 

↓メキシコ湾の海岸を眺めながら帰途に・・

20140510_12.jpg 

すっかり暗くなったフリーウェイに響くサイレンの音、振り返ると警告灯の点滅が・・・車を止めろという声に従いAさんが車から降りてパトカーに向かいました。心配になってわたしも降りようとすると、車に戻れとの指示が・・・当然従います。撃たれたらたまらないですから・・・

数分後に戻ってきたAさん・・見逃してもらったそうです。制限速度が10マイル下がる境目でわかっていたけど速度を下げなかったら捕まったとのこと。警官からも市街地に近づくと制限速度が変わるから気をつけてねと忠告されたそうです。慎重なAさん、紛失を恐れてパスポートのコピーを携帯していたそうで「駄目だよ~」と怒られたとのこと。


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